focus on 001
こんばんは、春菜です。珍しい! 更新が早い! と思われるかもしれませんが、すみません、書き溜めです……今回の更新は前回に引き続き、『focus on』の1番目の作品です。
こちらの話、実は3000字いってません。頑張って引き延ばそうと思ったのですが、なんか書きたいことを書ききってしまっていたので無理に伸ばすのやめよ、ということで、このままupさせていただきました。「本当にいいんですか?」美容師さんの惜しそうな声に、私は「はい」と力強く答えた。腰まで伸びた長い髪に銀色のハサミが触れる感覚を、目を瞑って受け止める。親しくもない美容師さんが惜しんでくれても、惜しんで欲しいあなたが惜しんてくれないならと、別れを決めた、18の春。 #twnovel
— 篠崎春菜 (@shinozakiH_180) 2015年4月2日
focus on 美春
4月目前。もう随分と春の陽気になりました。穏やかな空気が似合う春ですが、そこには別れと出会いがありますね。そして、まず最初に別れがやってきます。春の別れはどこか切なくて、けれど穏やかで、温かいものがたくさん詰まっている。その季節と同じような空気がある。悲しいだけの別れでなく、一歩進む勇気をくれるような美しさがある。そんな物語にしようと、“美春”という、前向きで、けれど優しい響きの名前を付けました。